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 平成28年度住生活月間フォーラム開催結果の概要

 テーマ:「若年世帯・子育て世帯の住まいの夢を叶える」
     ~良質で魅力的な既存住宅の流通促進~

 平成28年度住生活月間フォーラムを平成28年10月31日(月)の13:30より住宅金融支援機構本店1F「すまい・るホール」(東京都文京区)にて開催いたしました。
 現在、わが国では少子高齢化が急速に進む中、若年世帯・子育て世帯が安心して暮らせる住生活の実現は重要な課題の一つとなっております。
 今回のフォーラムでは、有識者による講演やパネルディスカッションを通じて、若年世帯・子育て世帯のライフスタイルを紹介し住生活ニーズを探るとともに、良質で魅力的な既存住宅の活用等豊かな住生活の実現に向けてこれからの方向性を考えることを目的として開催されました。

 
       
主催者挨拶 (一般社団法人日本住宅協会 専務理事 瀬野 俊樹)

 
    
    来賓挨拶 (国土交通省大臣官房審議官 伊藤 明子氏)

 基調講演では、講師である 武田 史子氏 ((株)ベネッセコーポレーション 『サンキュ!』編集長)から、主婦向け生活情報誌である『サンキュ!』の読者である主婦からの情報や、編集・取材過程で得た情報等からの多様な分析による主婦の環境や買い物意識、価値観の変化等をわかりやすくご説明いただきました。また、住宅についての意識やリノベーションに関する読者アンケート結果からの意見などのご紹介がありました。

 

 休憩をはさみ、コーディネーターの中山 登志朗氏((株)ネクストHOME'S総合研究所 副所長 チーフアナリスト)が3名のパネリストをご紹介し、パネル・ディスカッションに先立ち、それぞれの活動のご紹介や情報提供などを行いました。

 

 奥山 千鶴子氏(NPO法人子育てひろば全国連絡協議会 理事長)からは、子育て世代に焦点をあてたNPOの活動状況や取り組み、子育て支援の現状について、ご紹介いただきました。また、子育て世帯の多様な居住ニーズの実現に向け、これからの住まい方や必要となる方策などのご提言をいただきました。

 

 中山 登志朗氏((株)ネクストHOME'S総合研究所 副所長 チーフアナリスト)からは、現在の住宅市場の状況、マーケットの概要、マクロ動向など詳細なデータからご説明をいただきました。また、イマドキの居住者(購入予定者、賃借人)の住宅購入の際に重視する&重視すべきポイントや、資産価値からみる戦略的不動産購入についてのご提唱をいただきました。

 

 山本 卓也氏((株)インテリックス 代表取締役社長)からは、自社のビジネスモデルであるリノベーションの事例や販売実績、販売のためのノウハウなどのご紹介がありました。また、首都圏における中古マンション成約件数と新築供給戸数の経年比較などから、これからのリノベーション市場のさらなる拡大の可能性をご説明いただきました。

 

 フリーディスカッションでは、新築信仰のあるわが国の住宅市場において、中古住宅の資産価値のあり方や安全性、住み続けるための問題点・課題への解決方法などについて、実際に活動を展開している現場やご自身の経験からのご意見やご提言がありました。

 
  
 本フォーラムは多数のご参加があり、盛況に開催いたしました。
 この場をお借りしまして、多数の皆様のご来場に感謝の意を表するとともに、ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
           
(平成28年11月1日掲載 住生活月間実行委員会)

 フォーラム開催(H28)のご案内はこちらからご覧いただけます。

 

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