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 平成29年度住生活月間フォーラム開催結果の概要

 テーマ:「これからの既存住宅の有効活用について考える」
     ~新たな住宅循環システムに向けて~

 平成29年度住生活月間フォーラムを平成29年10月23日(月)の13:30より住宅金融支援機構本店1F「すまい・るホール」(東京都文京区)にて開催いたしました。
 消費者の住宅に関する関心や意識が変わりつつある中で、既存住宅をどのように流通させていくのかは重要な課題となっております。
 今回のフォーラムにおいては、リフォーム・リノベーション等により既存の住宅を新しいライフスタイルに応じた住まいの他、カフェ、サテライトオフィス、民泊施設等としても活用する利活用事例を紹介するとともに、良質で魅了的な既存住宅が市場で評価・流通し、資産として次の世代に承継されていく新しい流れ(新たな住宅循環システム)の実現に向けてこれからの方向性を考えることを目的として開催されました。

  
      
      主催者挨拶 住生活月間実行委員会事務局
          (一般社団法人日本住宅協会 専務理事 馬渡 五郎)


  
         来賓挨拶 (国土交通省大臣官房審議官 山口 敏彦氏)

 基調講演では、講師である 大島 芳彦氏 ((株)ブルースタジオ 専務取締役)から、これからの既存住宅の有効活用を考える上で、既存住宅を物件としてではなく物語と捉え、そのエリアに共感できる主体性を持った当事者による持続性のあるコミュニケーションの創出が有効な手段であるとのご提唱がありました。また、これまでの事例として、既存の建造物(団地)を残し、リノベーションを施した座間市の「ホシノタニ団地」、リノベーションしてカフェと旅館を商うお宿に再生した豊島区の「シーナと一平」のご紹介がありました。
  

 休憩をはさみ、コーディネーターの 宗 健氏 (リクルート住まい研究所 所長 )が3名のパネリストをご紹介し、パネル・ディスカッションに先立ち、それぞれの活動のご紹介や情報提供などを行いました。
  

 コーディネーターの 宗 健氏 (リクルート住まい研究所 所長 )からは、既存住宅の有効活用に向け、キーワードとして「郊外と地方」、取り巻く環境の変化として、世帯数、人口構成、技術革新などのご紹介をいただきました。また、既存住宅市場の現状について、様々なデータからの考察、住まいが持つ3つの価値(資産、機能、情緒)のご説明をいただきました。
  

 新井 健資氏 ((株)カチタス 代表取締役社長)からは、戸建リフォーム事例(秋田県、福岡県)を主にご紹介をいただきました。また、地方の戸建買取再販で成長し続けているノウハウについて、物件購入の目利きや施工業者との信頼関係、販売後の対応などのご説明をいただきました。
  

 樋浦 直樹氏 (READYFOR(株)代表取締役COO)からは、クラウドファンディングサービス、プロジェクト事例のご説明がありました。また、既存住宅の活用に係る事例として、古民家をリノベーションした茶寮(東京都五日市(現在のあきる野市))、空家を活用したゲストハウス(東京都浅草橋)、藁葺古民家を活用した図書室(広島県東広島市)のご紹介をいただきました。
  

 フリーディスカッションでは、コーディネーターの 宗 健氏 (リクルート住まい研究所 所長 )からパネリストへの個別の質問形式で進行し、キーワードである「郊外と地方」に対して、郊外には(株)ブルースタジオさま、地方には(株)カチタスさま、それ以外にはREADYFOR(株)さまと、それぞれの成功事例のご紹介ができたとのまとめがありました。
  

  

 本フォーラムは多数のご参加があり、盛況に開催いたしました。
 この場をお借りしまして、多数の皆様のご来場に感謝の意を表するとともに、ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
           
(平成29年10月24日掲載 住生活月間実行委員会)

 フォーラム開催(H29)のご案内はこちらからご覧いただけます。

 

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